宇多田ヒカルの名曲「初恋」を聴いています。もうね、ずるい。歌い出し、歌い方、声、曲の構成、歌詞、メロディ、アレンジ、すべてが素晴らしいです。そして今の宇多田ヒカルだからこそ生まれた、今だからこそ歌える、大人の、「初恋」という歌。
ところで、初恋、って何でしょうか?
曲に描かれているのは純粋でシンプルな意味の「初恋」なのですが、わたしにとっての「初恋」はそうではありません。
わたしにとっての初恋、とは、生まれて初めて人を恋した、その一度だけの経験を指すのではなく、今なお続く日々の喜び、色褪せない記憶、なのです。対象は人であるとは限らないし。
生きているうちに経験した感動。心震えること。切ないこと。それらすべてが、初恋。わたしにはそう思えます。
だから、初恋はいまもわたしの中では起きています。
おばあちゃんになってもたぶん。(笑)
今日は七夕。天の川にベンチはあるのかな。彦星さんと織姫さんがゆっくり語らうことができたらいいと思います。