まんなか

こころの真ん中に届くこと、書きたい。

あざやか

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雨の日々。

濡れた緑と花はあざやかで美しい。

蒸し蒸しとして体調も気分もすっきりしないとか、お洗濯物が乾かなくて困る、とか外出時に荷物がかさばる、とか足元が濡れるのが嫌、とかいろいろ不具合はあるけれど、それも季節の醍醐味として味わいたい。

それにしてもこのアジサイは面白かった。

一本の木でこんなに色が違うなんて。

どの色も鮮明で美しい。

 

小さな庭で、もう一通り咲き終わり、何もなくなったミニバラたちがまた賑やかに咲きだした。予想してなかったので驚いている。よろこびもひとしおだ。わたしが勝手に終わったと思っていただけだった。花はその間もずっと生きて、花咲く日に備えて日々成長し、今また咲いている。

 

かりゆしウェアやアロハシャツに描かれたあざやかな花々にも見惚れている。

お見苦しい写真で申し訳ないが、先日購入したアロハシャツをお見せする。

色の組み合わせ、花の構図、ひとめで恋に落ちた。

 

少し落ち込む事があったが、この服を眺めていると胸がすっとする。

普段はこんな派手な服は着ない。

あざやかな服を着ると、自然に背筋が伸びて、笑顔になり、前向きに戦える気がする。

いや、なにと戦うわけでもないんですが。(笑)

 

生きていると失敗したり、負けることがたくさんある。人生を成功と失敗、勝ち負けで考えるのはつまらないことだと思うが、それでも自分のダメさに落ち込むことは日々ある。

それでも生きていかなければならない。

投げ出さず、あきらめずに取り組まなければ何事も進められない。

自分からはじめなければ、はじまらないのだ。

 

昨日人と集まる機会があり、沢山話しを聞いたら、みんなそれぞれ失敗をし、でもちゃんと立ち直って前に進んでいた。わたしだけではないんだな、とほっとし、とても励まされた。

 

人生は死ぬまでわからない、ってほんとうのことだと思う。

ぱっとしないと思っていても、生きていること自体が、きっとあざやかな花なのだ。しかもなんども花開く。いつかは枯れるが、それぞれの花のうつくしさは、二度とない、かけがえのないもの。 

そう思う。

 

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