まんなか

こころの真ん中に届くこと、書きたい。

淡いから

このところ、かにちゃんさん(id:kanichantan)のブログを読みふけっている。すごく面白い。

つかみはオッケー!的なタイトルのつけ方とか、テンポ良く読みやすい文章とかうまい!んだけど、何よりも中身にすごく惹かれる。わかるわかる!と首を縦に振りまくってもはやヘドバン状態だ。

 

好きな記事たくさんあるんだけれど、中でも、わたしのファーストキスは女の子だったのかもしれない、が好き。

http://kanichan.hatenablog.jp/entry/2016/09/22/224024

 

百合っぽいから好きなんじゃない。(私は異性愛者だし)。

この同性への思いの曖昧な感じ、高校生の頃の好きとか言っても自分自身がつかみきれてなくてふわふわしている淡い感じ、とてもわかって、切なくて好きなのだ。

こんな風にちゃんと的確に書けるなんてすごいなぁ!と感嘆している。

 

淡いからこそ、覚えている記憶ってある。淡い、という表現は適切でないかもしれない。特に大きな事件とか重大な決意をしたとかいうわけではないんだけど、なんとなく忘れがたい記憶。なんでもないものだけれど、なんかしら大切で。そんな記憶が集まって自分はきっとできてて、それはどこへも持っては行けない。ただ私とともに在り、私が死ぬときは一緒に消えるだけ。

 

でもだからこそかけがえがなくて、そしてそんな記憶はみんなそれぞれ持っている。そういうのを書き留めたり、人が人知れず大事に思っていることをさりげなくそっと尊重できたらいいなぁ。そんな人になりたいなぁと、がさつな私は思う。

 

そんなことを思わせてくれた、かにちゃんさんに感謝。かにちゃんさんありがとうございます。これからもブログ読ませて頂きます。