まんなか

こころの真ん中に届くこと、書きたい。

2022ちいさな夏の旅(前編)

ご無沙汰いたしております。皆様お元気ですか。

コロナ禍で3年ほど旅行をせずにおりましたが、家族の希望で夏の終わりに小さな旅をしてきました。一泊二日で箱根に行きました。

私自身の体調が今ひとつすぐれなかったことと感染するのではという不安、感染し苦しんでおられる方も多いのに時期尚早ではないかという思いのため、旅行の計画を持ちかけられたときには正直あまり乗り気ではありませんでした(留守番するとまで言った)。

体調がよくなると現金なもので少しずつ楽しみになり、思い切って出かけました。

これは自分のためのメモでいつものように散漫な日記です。お許しください。

当初車で行く予定でしたが出発日の数日前に車が故障し、公共交通機関で出かけました。

車窓からの写真も撮ったのですが撮るのが下手で人様が映り込んでしまったので割愛しています。なので、ホテルに到着以降の写真がメインとなります。

クラッシックな建築が好きな家族の希望で、あこがれの富士屋ホテルに宿泊しました。

 

ホテルへのアクセスは箱根登山鉄道の駅から徒歩または箱根湯本駅からバスに乗りバス停から徒歩の方法があります。今回は荷物が多かったのでバスを利用しました。

バス停からホテルまではすぐなので便利です。しかし、私は車やバスに酔う方なのでくねくね道に参ってしまいました。酔い止めは飲んでいったのですが、ひさびさに山道ドライブを味わったこともあり、小学校のバス旅行の記憶まで引っ張り出してきて、自分専用の酔わない方法(外をあまり見ない。小声で調子のよい歌を歌って気を紛らわす)で耐えました。

 

道幅は普通にあり、バスの運転手さんは運転上手で、険しい道では全然ないのですが、独特のくだりながら上るようなくねくね感がつらかったです。ちなみに歌った歌は爆風スランプの「Runner」と題名知らずなのですが多分おかあさんといっしょで昔紹介されていた、ぶたが道をゆくよ〜ぶんたった♪ぶんたった♪でした。シュールで軽快で好きな曲です。

カーブを曲がるたびに友達とキャーキャー言いながら耐えていた小学生の頃を思い出していました。隣に座っているのは家族なのに友達であるような幻さえ浮かびました。ええ、ほぼ白目をむいていたのだと思います。到着したときは心底ほっとしました。

木々の間から見えるホテルの入り口

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新館ダイニングでの夕食。美味しくて優雅なひとときでした。

主菜の牛肉きのこソテーサワークリーム和え。柔らかく適度なコク、ステーキよりもさっぱりしておいしかったです。キールがもう空になってる。
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アップルパイ・アラモード。懐かしい食べ方です。しみじみとおいしかった。

前菜盛り合わせ、家族が注文したほかのお料理もシェアしていただきましたが、どれもベーシックでくどさのないしみこむようなおいしさでした。私は頼まなかったのですが、コンソメスープが力強いと家族は言ってました。

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箱根って、箱根山なのです。そして箱根山は活火山。当たり前のことですが。山の天気の変わりやすさ、空や雲が近く感じること、空気の湿度と清々しさ、温泉地独特の匂い、を存分に味わいました。交通機関の発達で東京から近いけれど、ああ旅行に来ているなあという気持ちにさせてくれます。

山の景色が美しいのと空が近いのとで、見上げたり見下ろしたりすることの多い旅でした。日頃小さな空間でうつむいたり前を見たりして過ごしがちなので気持ちがせいせいしました。

また、富士屋ホテルの建物は新館もあるので大きく、長く続く廊下がすこし迷路のようで、不思議な楽しさがありました。

f:id:majyonan:20220918090158j:image翌朝は本館で朝食。唸る美しさとすごさでした。ちなみに新館のダイニングも本館の誂えに習っていて素人目には少し新しく見えるだけで細部は違えどほぼ同じように美しくシックに映りました。
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朝食は選べます。フレンチトーストやパンケーキを盛り合わせた甘い物好きな方用のコース、ベーシックな組み立てで卵料理を選べるコース、サラダがメインのコースです。

わたしはサラダのコースにしました。これが大正解で、これ以上のサラダはないと思いました。お野菜の味、盛り付け、完璧でした。わたしの理想のサラダです。オリジナルのドレッシングも美味しいもので買って帰りました。パンは併設されているベーカリーから届き、これまたお土産に最適です。パン好きなのでたまりませんでした。

ちなみにホテルのお料理本がお土産売り場にあります。家族が買い求めましたが、写真も文章も楽しめて宝物の一冊となりました。
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食後ホテル内とお庭を散策しました。写真は撮りませんでしたがプールや歴史資料館もあります。もう一泊くらいしたかったなあ。もしくは再訪したいです。

建物外観と内装、磨き抜かれた館内は全体的にすごい!素晴らしい!の一言なのですが、どこかゆったりのんびりしています。私的にはくすっと笑ってしまう銅像とかもあり和みました。

サービスとホスピタリティもすばらしく言うこと無しなのですが、肩肘張る必要はなく、なんとはなしにのどかで人間らしいのです。

お庭も素晴らしかったです。綺麗な鯉たちには有料でえさをあげることもできます。

えさ、一瞬で食べ尽くされますが、えさやりは楽しいです。

またすぐにでも、もっと年を取ってからでも、再訪したいホテルです。

活火山の影響とコロナで経営は大変ではないかと思います。応援したいです。

ホテルのことだけでいっぱい書いてしまいました。後編に続きます。

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