今日は家事などをしているうちにぱたぱたと過ぎてしまった。夕焼けを茫然と眺める。夕焼けは綺麗だけれども、したいことがまだできずなのと気がかりなことがあってため息が出そう。
もやもやした気持ちでとりとめもなく書き散らすけれど許してください。
わたしは女で、それが嫌だった時期も結構あった。でも今は、女性であることを肯定し、謳歌している。
そういう風になれてよかったなと思う。当たり前のことかもしれないけれど、そうなれなかった可能性もあった。いろんな人との出会い、温かな助けと支え、幸運のお陰で今いるところへ来ることができた。ありがとう。
香水と口紅を選ぶ時、わたしは自分が女性だなぁと改めて感じる。
香水の話。
わたしは花の香りが好きだ。フリージア、蠟梅、梅、沈丁花、水仙、薔薇、金木犀、柊、スイカズラ、プルメリア、チュベローズなど。
その香りを身に纏いたくて、香水やボディミルクを求めることがある。なかなか本物の花のようにはいかないが、気に入った香りに包まれると心が安らぎ、うっとりする。気分転換にもなるし、元気になったりもする。
香り、というか匂いというものは面白い。好きな人は好きな匂いがする。匂いが好きになれない人は残念ながら心底からは打ち解けられない。わたしはまるで犬みたいだ。
自分と違う遺伝子を持つ人を匂いで嗅ぎ分けて好きになると聞いたことがあるけれど、本当だろうか?
話を戻す。武蔵野ワークスさんで、臘梅の香りのミニボトルを買った。手首にひと吹きしてみて、うーん、残念。本物とは違う…と思ったけれど、近い部分もある。夫に嗅がせると、臘梅はまさにこんな香りだと言う。気を良くして、つけることにした。単純なものである。
今度は口紅の話。
秋冬のリップスティックを何本か買った。昔はデパートコスメを買い求めていたが、今はドラッグストアで買えるもので満足している。リップクリームに近い感覚でつけられるものが多くて好きだ。
キャンメイク、ヴィセ、セザンヌ、オペラ、メンタームなど。1000円以下か近辺で買えるし、色も自然で唇もしっとりする。
でも久々に、口紅!という品を2000円程度で買った。それが写真のロレアルである。
銀色のケースの輝きと重さにときめいた。
色は鮮やかなものあり、地味で馴染みの良いものあり、迷った。
YouTubeで全色モニターされてる女性のを三人分みて、2種類選んだ。楽しかった!
みなさん美女で目の保養をした。美女が楽しげにくるくると紅を取り替えて唇を魅力的に彩るのをみるとわくわくした。
わたしが選んだ色はティーローズエタニティと、プルーンレーベル。落ち着いたつやつやのベージュピンクと、くっきりした赤葡萄色。どちらも気に入っている。
香りと紅は、好まないひともいるので、これからおつきあいをする女性のかたは、相手がどうなのか観察したり尋ねたりするといいと思う。無香料が好き、紅を使わない素の唇が好き、な人も結構多い。
相手が好きじゃなくても、自分は好きだから使う、というのももちろんありだ。
しかし、付き合うとか、さらには結婚するとかは、お互いに惹かれあい、歩み寄ることの繰り返しだとわたしは思う。相手が好まないことをがんばって貫くよりは、好みが一致する相手をお互いに選ぶ方がやりやすい。
同時に、好まないことが一致するのも大切だ。
自分と同じような人を選べ、というのではない。一人一人みんなちがうし、だから惹かれるのだけれど、似ている部分があると馴染みやすいし、違いを受け入れて歩み寄れるかどうかが重要だと思う。
話が飛躍かつ夜の方にいくのだけれど、愛の営みも、好みとか嗜好、好奇心やチャレンジ精神の有無、お互いに歩み寄れるかどうか、繰り返しして馴染んでいくこと、相性がたいせつだとわたしは思う。
性のこと、お互いに淡白で、無しの方がいい、極力少なくていい、という2人もいると思う。それはもちろんそれでいい。
でもそうでないなら、性のことは、とても大切だと思う。重きをおくかどうかは、人によるけれど。
軽んじたり、意味もなく嫌悪したり、相手を甘くみたり、おざなりにしないほうがいい。
言葉よりも体は正直だ。
好きな人のそばには行きたくなるし、触れたくなる。嫌いになれば、離れたくなる。触れたくなくなるし、触らないで!と閉じてしまう。
触れ合っていれば、親しみが増し、通いあうものがあり、離れられなくなる。
スキンシップ、快楽、温もり、驚き、歩み寄り、思いやり。全部混ざり合っているのが、性だと思う。
そして完全オーダーメイドで、共通のマニュアルはない。
2人で、お互いに確かめ合って、深めていく行為だと思う。大切な、生きる喜びのひとつとして。
ほんとにとりとめのない話になってしまった。
喫茶&バー「ナンの木」本日はこれにて営業終了いたします…