まんなか

こころの真ん中に届くこと、書きたい。

6月・プリンに救われた日


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名前を知らないお花

綺麗な青とやさしいピンクでみとれました。

 

今日は、「プリンがおいしかった。」というだけの内容です。それなのにめっちゃ長い。

ごめんなさい。

 

6月も1/3を過ぎました。自粛が明けてうれしいけれどいろんな対応に追われています。

皆様きっと同様なのではないでしょうか。

おつかれさまです。

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6月のカレンダー

このリスにはかすかな狂気を感じる…目がイっちゃってるし。キノコだし。(笑)

 

以下、ちょっとぼかして書きます。(別にぼかす必要はないんですが…)

わたしは七川県が好きです。観光で出かけることもありますし、七川県内の街に用事があることもあります。

先日用事があり、家族と車で出かけました。

 

わたしの家族には2人体調の悪い人がいます。1人は今はまあまあ安定しているのですが、もう1人は良かったり悪かったりです。

その日はわりと悪くて、前から予定していた用事が済ませられないかもしれなくなり、気を揉みました。

体調は少し回復し、不十分ながらも用事を済ませられたのでよかったです。

 

家族の体調が悪いと、わたしはとても悲しくなります。苦しむ家族を見るのは辛く、代わってあげるわけにもいかず、なすすべがないように思うからです。そんな自分がもどかしく、落ち込んだり、怒りを覚えることもあります。

 

病院に連れて行ったり、食事や身の回りの世話をすることはできる。でも病気を治すことはできない。当たり前。それなのに悔しい。

出口が見えないような気持ちになって落ち込むこともあります。

 

でもそんなことはおかしい。一番苦しいのは本人なのだから、わたしの思いは余計です。かえって病人に負担をかけてしまう。淡々とありのままを受け入れて、するべきことをすればいい。

わたしは修行が足りない。だめだなぁ。

ゆっくりですが少しずつ回復しているので、不安にならず、焦らず、支えたいです。

 

具合の悪い家族と気持ちが沈んでいるわたしを励ますため、そしてもちろん自分が食べたいため、夫が有名なプリンのお店へ連れて行ってくれました。

 

七川県内ではあまりにも有名なこのお店(もしかしたら全国的にも?よくわかりません)のプリンは、美味しいとは聞いていたのですが、わたしの感覚からするとあまりにも高価で、

「くッ!スカしやがって!プリンにそんなお金が出せるかぁ!腹立つぅ!」とそっぽを向いていたのです。

 

で、夫はアプリコットアマレットのブリュレプリン、わたしは北海道生クリームプリンとバニラアイスの盛り合わせ、家族はデザートプレートにそれぞれ飲み物をセットして頂きました。

 

もうね、完敗。

本当においしかった。

今までなんで食べなかったんだろう…意固地になっていた自分を恥じました。

久しぶりの外出に、疲れてどんよりしていた具合の悪い家族も、わたしも、夫も、心からの笑顔になりました。

プリンすごい。プリンに救われた。

 

飲み物もとても美味しく、お店の方のサービスも良く、店内のインテリアも素敵で興味深く、(ゴージャスなのに気取らずいい意味でのアクというか個性を感じるもの)大満足でした。

 

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プリンとバニラアイスの盛り合わせ

プリン大きい!滑らかで風味よくおいしい!とにかくおいしい!(語彙が無い)

バニラアイスがもりもりで3個なのにも涙が出そうになった。しかもアイスクリンのようなレトロで手作り感のあるおいしいアイス!

見えないけど生クリームと抹茶クッキー、ココアクッキーも隠れています。

このクッキーがまた香ばしくておいしいの。

 

作り方と、素材がいいんだとおもいます。

さすが長く地元で愛される高級店だけのことはあるなあと思いました。

お値段だけの価値はしっかりあります。

「くそぉ…金か…結局カネなのか…」と夫とふざけてぼやきながら食べました。(笑)

高くてもおいしくないお店はありますから、このお店は品質に妥協せず実直なのだと思います。

繊細なんだけど豪快。カリカリケチケチしない。なんというか、お金持ちの大らかで優しいお坊ちゃんみたいなプリンでした。

 

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デザート盛り合わせ

左上から時計回りに、チーズケーキ、黒蜜プリン、生クリームと2種のクッキー、スタンダードなプリン、濃厚カスタードプリン。

どれも美味しかった!

スタンダードなのは玉子の香りがして美味しいし、黒蜜プリンは想像した味と全然違っていてものすごく好みでした。濃厚カスタードプリンは天国の味。具合の悪い家族がこれが一番好きと言ったのも嬉しかったです。

 

合計5種類を食べ比べたのですが、みんな違ってみんなおいしかったです。ひとつもハズレがなかった。そして満腹になった…

プリンなんてそんなにバリエーション無いよね、とか、なんだかんだ言っても普通のカスタードプリンが一番おいしいんじゃないの?とか思っていた自分をポカポカ殴りたい。

 

それからちょっとしたことがありました。

窓際の席に通されたのですが、はじめ日除けのためカーテンが8割がたしめてありました。もちろん窓やドアは換気のため開けてあります。

途中から日差しが和らいだので、お店の方が「開けてもいいですか?」と断ってカーテンをあけてくださいました。

 

窓の正面はお店の駐車場。

駐車しているトラックの運転席と助手席で、おじさんとお兄さんが無心にプリンを食べておられました。じつに幸せそうに!

その様子をそりゃもうばっちりと見てしまいました。

目は合わなかったので先方は気付いてないと思いますが、ホワホワと温かい気持ちになりました。

 

その反面、何かみてはいけないものをこっそり見てしまったようで、

「…やっぱりカーテン閉めてください。」って店員さんに頼もうか?それでシャッ!と閉められて運転手さんたちが気付いてしまったら、そっちの方がすごい感じ悪いよね?」

などと言い合い、笑い転げてしまいました。

 

そんなに面白いことじゃないかもしれないけど、体調が悪かった家族が持ち直してホッとしたせいもあるんだと思います。

一緒に出かけることができ、おいしいものを食べられて、ただただ、うれしかった。

 

わたしは食い意地が張っているのでおいしいもものはだいすきです。

減量はちゃんと続けますが、あのプリンはまた食べに行きたいなぁ。

今度は家族全員で。

コロナで大変だろうに、営業してくれてありがたいです。ぜったい潰れないでほしい。

節約して貯金箱にプリン資金を貯めようっと。

その日を楽しみに、いろいろがんばります。

 

そのお店の名前は、マーロウ。

著名なハードボイルド小説の主人公、私立探偵フィリップ・マーロウから来ています。

レイモンド・チャンドラー作。

さらば愛しき女よ」「長いお別れ」など古典名作たくさん。面白いです。かっこいい名セリフを真似したくなります。

「さよならを言うことは少しの間死ぬことだ」とかね。

 

 

おまけ:

5月の体重グラフ。こんなことをしているので今月は微増して横ばいです。気を引き締めて、あせらずじわじわ右肩下がりに減らします。

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