まんなか

こころの真ん中に届くこと、書きたい。

朝ごはんのはなし

f:id:majyonan:20230401100945j:image

わたしはだいたい夜は早寝で朝は普通に起きている。普通とは?6時くらい。そして朝ごはんをおいしく食べる。健康な時は。

作り手としては、毎朝決まったものにすれば楽だ。しかし食べ手としては季節に応じたいろんな朝ごはんを食べたい。予算と時間、料理の腕前の都合上似たような感じになるが、朝ごはんが思うようにできた日はうれしい。

食べ物の値段が上がり、中でも玉子は大変なことになっている。生産者のご苦労と処分された鶏を思うと胸が痛む。

玉子は大好きだし応援したいので買う。玉子を切らすと落ち着かない。高いといったって数百円、生き物を飼い安全な食品を提供してくれる大変さを思えば安いものだ。

わたしは野菜・きのこ・玉子・チーズかアボカド、ツナ、ハムベーコンソーセージ、パン、コーヒーか紅茶、乳製品を組み合わせて朝ごはんを作っている。パンと飲み物だけの時もある。

最近は焼きトマト、レンジで柔らかくしたにんじんサラダ、きゅうりもみ、レタスと玉子のスープなどをよく作る。野菜をもっと食べようと思い料理本を買ったのと、生野菜サラダやキャベツ炒めに飽きたから。

f:id:majyonan:20230401100925j:imagef:id:majyonan:20230414091355j:image

パンが好きで手軽なので朝はパン食だが、歳をとったらお粥の朝ごはんも良いなと思う。

わたしの親は茶粥県の出身なので子どもの頃から馴染んでいる。おかいさん(方言で粥のこと)は胃腸に優しくいいものである。

梅干し、漬物、海苔、昆布佃煮、おかか、高野豆腐の煮物、煮浸し、だし巻きか炒り卵などあれば最高だ。

旅先で和食やお粥の朝ごはんを頂くと幸せな気持ちになる。

中華粥や豆乳もいいなぁ。花巻や大饅頭、すまんで具を挟むのもおいしそう。

 食い意地が張っているので朝食への思いは尽きないが、先月は二回体調不良になり反省している。1回目は腸炎、2回目は突然悪寒がし高熱が出た。解熱剤を使ったら一晩で下がり他の症状はなかった。気味の悪いことである。でもまあこれが加齢というものなのかもなあと思う。

子供の頃から持病はあるが幸いにも大病はせずに来た。自分の健康について、いい加減でもまあ大丈夫どうにかなるさと甘えがある。しかしそろそろいけない。

楽しくおいしく食べられるのは健康なればこそ。家族のためにも健康的な食事作りに気をつけたい。

 

 

 

 

 

緑の森を楽しく歩いた

f:id:majyonan:20230322213812j:image

公園のさくら。

タイトルは、マーラーの歌曲です。初めて聴いたのは高校生の頃だったでしょうか。のびのびと明るく豊かで転調部はすこし翳りもある名曲。大好きです。歌手小川明子さんと夫であるピアニスト山田啓明さんの素晴らしい演奏を貼っておきます。ソプラノで歌われている演奏よりも深いメゾソプラノで歌われている演奏に惹かれます。

https://youtu.be/ZfkGmazKmt0

 

お花見が解禁となったので、家族全員でお弁当を持って出かけました。

朝から洗濯機を回しその間に手分けしてわっせわっせと簡単なお弁当を人数分作りました。

まあまあ大家族なので最後の方は駆け足で詰めました。家族が手伝ってくれて助かりました。

デザートは翡翠色の輸入ブドウ、水筒にお茶とコーヒーを詰め、頂き物の焼き菓子も箱ごと持参。くいしんぼう復活です。カブとだし巻き玉子がうまくできたのでソーセージを焦がしたことはゆるされるかな…💦

◆お弁当のなかみ

・肉巻きおにぎり(家族作)

・梅干しおにぎり、コーン混ぜご飯おにぎり(写真なし)

・かぶの甘酢

・かぶ葉のごま油炒め

・だし巻き玉子

・ソーセージ茹で焼き

f:id:majyonan:20230322214504j:image

皆、全部きれいに平らげてくれてうれしかったです。数年ぶりに家族全員で出かけられたことがうれしくて、はればれと曇りのない心持ちになりました。

わたしも含め、何らかの病気で通院服薬している家族が8割を占めるわが家。大げさですが小さな奇跡のような一日だと思います。

 

ちょっと今からおかしなことを書きます。

あきれて笑われるかもしれないのですか、先の記事で書いた腹痛、わたしにとっては人生の岐路となる出来事のように思っています。

くいしんぼう復活と書いたけど、元のように大食いすることはもうありません。まだ本調子でないということではなく、これから先ずっとそうします。

特に何かの宗教を信心しているわけではないけれど、今回の病気、神様から最後のチャンスをもらったような気がしています。あるいはもらっていなくて、もう引き返せない道へ踏み込んでいるのかもしれませんが。もしそうだとしても、真っ逆さまに転げ落ちるのではなく、少しでもゆっくり下ってゆけるよう、抗いたいと思います。

なんだか薄暗い感じになってしまいました。ごめんなさい。

加齢と病気は誰にでも訪れること。それでも生きている間はしっかりと命輝かせて、ふんばっていこうと思います。

「緑の森を楽しく歩いた」は恋する若者の想いを描いた曲ですが、そのようなみずみずしい気持ちで、わたしも日々をあるいてゆきたい。

緑の森は、きっといつでも、生きている限り、そこにあると思うのです。

 

※小川明子さんに関する内容に誤りがあり訂正しました。度々更新すみません。

 

 

 

 

 

 

はらいた日記

f:id:majyonan:20230318110723j:image

↑植物園の早咲き桜。

日頃は食べることが大好きな、食い意地の張ったわたしですが、腹痛にて寝込んでおります。今日で3日目。

自戒のための自分メモです。

多分ウイルス性胃腸炎ではないかと思われるのですがこれといった原因は思いあたらず。

わたしは普通の人より沢山食べよく肥えているのではじめは単なる食べ過ぎで苦しいのかと思いました。家族の中で私だけが発症しています。なまものなどは食べていません。

経過を書きます。尾籠な話含みますのでご注意ください。ごめんなさい。

 

3/15 夜中激しい腹痛と吐き気でえずく。吐くには至らず。トイレに篭る。

3/16 病院へ行くか迷うが、起き上がれず寝込む。腹痛と軟便、胃痛、吐き気続く。さらに朝から発熱。37.4から38.1.夕方37.7。脱水が怖いので水とアクエリアスを少しずつ飲む。ゼリー飲料も少しずつ飲む。当たり前ですが食欲は全くなし。家族の食事の匂いすらしんどく感じる。

熱と腹痛には波があり、おさまってる時に、以前ネット注文して届いた「自転車屋さんの高橋くん」を読む。なんていい漫画なんだ…元気になったらドラマも観よう。

3/17 相変わらず腹痛と軟便、やがて水様の下痢に。しかし熱は平熱になる。気分も少しずつよくなり、2日分の洗濯物をなんとかしたくて起き上がる。洗濯して干してダウン。それでも夜には回復するだろうと楽観視。

午後になり痛くない時、「自転車屋さんの高橋くん」のドラマを1話だけ見る。ほほー。こんなふうになるのね…続きは元気になってからのお楽しみにしよう。

一口だけでも食べたいと思い、家族の通院に付き添う夫が帰りインド料理店に寄るというのでナンを買ってきてくれるよう頼む。ところが…

16時頃、激腹痛。尿路結石の時の痛みと似ている。冷や汗がダラダラ流れ、トイレから出られず、痛すぎて吐き気がする。もう何も出なくなったがトイレから動けずトイレの床で横になる。たまたま帰宅した別の家族に、洗面器、バスタオル、汗拭き用タオルを持ってきてくれるよう頼む。バスタオルは寒いからかけてもらう。

結石だったら病院へ行ったほうがいいかもしれない。変なところに詰まって緊急手術という可能性もあるので。

17時頃、夫が帰宅したので状況を話して大きい病院に連れて行ってもらう。時間外なので救急扱いとなる。夫は18時から仕事の打ち合わせの予定があったがキャンセルしてもらう。すまぬ。

診察券を探す。大きい病院久しぶりなので。ちゃんといつもの置き場所にあったのにフラフラでうまく探せずあちこち探してしまった。

幸い痛みがおさまり車で連れて行ってもらうことができた。寝巻きにカーディガンを羽織り靴下を履いただけの姿。やむなし。

看護師さんの問診後、診察。なまものとか食べてないか繰り返しきかれ、(何度聞かれても返事はノーだ)おそらく腸炎と思われますが…と言われ、結石のことを話す。

以前激痛で何度か夜間の救急に駆け込み、それは体外に排出されたけど、まだ腎臓内に細かいのが沢山あると言われ定期検査にも通った。特に変化はなくこの4年くらいコロナもありさぼってしまったが同じ病院なのでカルテに残ってるはず。

そしたらああこれね…(救急の記録は)2007年ね。とみてくれた。エコーとCT検査をしてもらうことに。

検査の結果、結石は腎臓にあるんだけどそれがどこかに詰まってるというのはなかった。やはり腸炎と思われますとのこと。よかった。痛み止めと整腸剤をもらう。帰宅したのは20時ごろ。待ったのと駐車場の精算機で診察券がうまく読み込まれないトラブルがあったため。出口で電話するよう言われたけど、その電話がない(出口が二重になっていて、出口その一にはなく、その二にあった)夫が怒りながら対応と運転してくれた。しんどいので早く帰りたかったが致し方なし。帰宅後は手洗いうがいだけしてそのまま眠り込む。

3/18 昨日よりはおさまってきたもののまだ腹痛と下痢のため横になっている。もらった整腸剤と水とアクエリアスとゼリー飲料を少しずつ飲む。体重は2.9キロ減。そりゃそうだ。

この5年ほど、介護、家族に病人がいる、コロナ禍で自分は健康でいなくては家が回らないと思い、幸いそういられた。コロナワクチンの副反応で寝込んだ以外は。今回もこの程度でよかった。ありがたい。でも健康には本当に気をつけないといけない。自分は大丈夫なんて根拠がない。幸運だっただけ。お腹が痛いだけでこの有様だ。深刻な病気にならないよう自分でできることをしないと。

食生活改善と運動して減量。健康管理ちゃんとする。今度こそ。

 

 

 

 

 

 

 

 

今朝の別れ

f:id:majyonan:20230113092147j:image

私的な悲しい話をします。ごめんなさい。苦手な方は読まないでください。

 

2年前に我が家にやってきた小さな家族、ジャンガリアンハムスターのはまみちゃん(通称はまちゃん)が、今朝虹の橋を渡りました。

正確にいうと、渡ったのは真夜中なのか明け方なのかわかりません。

家族が今朝6時半ごろ世話をしようとしたらもう息を引き取っていました。

昨日も元気でいつもと何も変わるところはなく、餌を食べ水を飲み寝て、ケースの壁によじのぼったり回し車をまわしたり床材にもぐったり寝床用の小さな家を台から落としたりしていました。(毎日落とすのが彼女の日課でした)

わたしを含む家族によく懐き、性格は穏やかで、愛らしい子でした。ペットショップの店員さんから指定の餌以外はあげない方が長生きすると言われ、そのようにしていました。ごくたまにひまわりの種を一粒あげたり、誕生日(うちへ来た日)にだけごくごく小さく切った果物(いちごやりんご)を二きれあげたりしました。一瞬で食べてもっとほしがりました。

 

わたしはメインで世話をする家族ができない時に代理で世話をするだけでしたが、はまちゃんの顔を毎日見て、話しかけていました。はまちゃんは可愛いし、元気かどうか気になるので自然にそうしていました。

はまちゃんは怯えると噛むのでケースを掃除するときは怖がらせないよう気を遣いました。

一度ニトリル手袋の青いのをはめたら普段はおとなしいはまちゃんが敵だと思ったのか激しく攻撃してきてかなり噛まれました。それ以降は決してはめませんでした。

はまちゃんあのときはごめんね。

小型ハムスターの寿命は2ー2年半くらいとのことなので、天命を全うしたのかなと思います。その瞬間が苦しまずやすらかだったらいいのにと願います。

 

人間と比べるととても小さなはまみちゃんですが、私たち家族を温めてくれました。

お別れはいつか必ず来る日と知りながら、やはりかなしくさみしいです。胸にぽっかり穴が空いたようだというけれど、本当にそんな気持ちです。

はまちゃんありがとう。天国でいっぱい楽しく遊んでね。はまちゃんがうちに来てくれて幸せでした。病気もせず元気に生きてくれてほんとうにありがとう。さようなら。またね。

2022暮れから2023新年にかけてのこと

f:id:majyonan:20230105075330j:image

皆様あけましておめでとうございます。

ご健康とお幸せを心よりお祈り申し上げます。

佳い年になりますように。

 

とりとめなく、書き散らしますがお許し下さい。自分の備忘録です。

 

12/28、遠方に暮らす家族に異変があり駆けつけました。本人と話し合い、一晩泊まり、翌日自宅へ一緒に連れて帰りました。

本来その家族は27日にうちへ来て(コロナ禍のため3年ぶり)年末年始一緒に過ごすはずでしたが、本人の希望で延期して春の来訪にしたいと言われ、残念に思っていました。

そのため、異変のことは驚き辛かったのですが、結果的によかったです。一緒にいれば安心ですし、本人も喜んでおります。

 

上記のバタバタがあったため、お節作りや片付け掃除のスケジュールが狂いました。片付け掃除に関しては夫がやってくれ感謝です。わたしが何度言われても片付けなかったリビングの私物をわたしのベッド周囲に積み上げられたこと以外は。しかしこれに関してはわたしが悪いので文句は言えません。積み上げ方に夫の怒りを感じつつ、しかしこれはあんまりだよなぁとぼやきつつ、ぼつぼつと片付けています。苦笑。

 

お節は、市販品を使ったり年々作る内容を簡略化していますが、それでも予定が狂ったのでグギギとなるタイトスケジュールでした。正直元旦に間に合わないかなと思いましたがなんとか間に合いました。集中力が切れるとふらっとリビングに出没し紅白を少し観て、また台所に戻りました。

 

紅白は、桑田佳祐たち5人衆、玉置浩二が最高だと個人的に思いました。

あいみょんPerfume、藤井風、中の人adoも観ました。あいみょんperfumeはもともと好きです。藤井風は好きなのですが今年はうーんと思いました。

 

真夜中に入浴し寝たのは大体朝でした。例年はお重に詰めて寝ますが(当たり前)今年は間に合わず朝詰めました。かまぼこや伊達巻なども家族に切ってもらいました。私が切るより綺麗なので結果的に良かったです。(二度目)

お節ほかの内容は下記です。

◇作ったもの

栗きんとん

くるみ小女子(手作りの代わり)

お煮しめ(里芋、花にんじん、はす、ねじりこんにゃく、絹さや、寿高野豆腐)

鰤の照り焼き

数の子

お雑煮

◆既製品

海老鬼がら焼

黒豆

紅白かまぼこ

伊達巻

オードブル的なもの(サーモンチーズ、白身魚テリーヌ.サラミチーズ)

お酒 玉乃光

ノンアルコールビール

発泡グレープジュース(カルディ)

りんごの炭酸ジュース

f:id:majyonan:20230105084236j:image

 

色々あった2022年で、暮れに特大のことがあったけど、終わりよければすべてよし。

家族と囲む食卓は、何よりうれしく幸せだと思いました。

 

長くなりましたのでいったん終わります。

また続き書きます。

 

 

 

 

 

 

 

2022ちいさな夏の旅(後編)

箱根旅行記の続きです。下手な素人写真沢山なのでデータが重くてごめんなさい。自動修正されるといいのですが。←他力本願。

で、旅行記の前に書いておきたいことがあります。重いついでに。意味が違いますが。汗。

 

このブログを以前からお読みくださってる皆様はご存知かもですが、わたしがここ数年旅行に行けなかったのはコロナ禍というだけでなく、同居の高齢家族が認知症進行し在宅介護の後、特養入所。それとほぼ同時進行で、別の家族が病気になり長期療養、昨年入退院し現在も自宅療養中、という事情がありました。

つまり、コロナ禍がなくても旅行に行ける状況ではなかったのです。

高齢家族が認知症以外は健康で、幸いにも特養に入所できたこと。長期療養中家族が少しずつ回復し一緒に外出可能になったこと。この二つが今回の旅行に踏み切った大きな理由です。

あと、家族の状況が一段落したら今度は自分の健康がちょっとアレレ…になってしまい、いろんな検査をしてまあ問題はあるもののなんとか大丈夫だったのもあります。いやー参った参った。苦笑。

 

人間、何が起きるかわからない。家族旅行ができるのはとても幸せなことなのだ。行ける時に行っておこう。細心の注意をはらって。と思い重い腰をあげました。

幸い感染することなく皆元気に過ごせてありがたいです。感謝しています。

 

さて、観光は箱根彫刻の森美術館鑑賞、ロープウェイで硫黄の谷を見物、芦ノ湖遊覧船乗船、をしました。

彫刻の森美術館は遠い昔に行ってよかったので、行ったことのない家族にも体験してもらいたくて選びました。

以前行った時は広大な敷地で疲れた記憶があったのですが、再訪してみると程よい広さで、作品は皆素晴らしく、楽しめました。f:id:majyonan:20220927092432j:image f:id:majyonan:20220927092405j:image


f:id:majyonan:20220927092408j:image f:id:majyonan:20220927102749j:image

ロープウェイに乗った時間が夕刻ギリギリで、以降は駆け足の観光となりました。真っ黒な温泉卵はしっかり購入。茹でたては初めてです。写真ないけど…

硫黄の谷はものものしくて自然と人間の労力がせめぎあっている感じ。危険なのによく採掘したなぁと思います。

f:id:majyonan:20220927092425j:image
海賊船も最終便。速くて揺れない素敵なお船
f:id:majyonan:20220927092429j:image

下船後は箱根神社にお参りするまもなく、高速バスに飛び乗りました。


これは1日目に箱根湯本で撮ったお土産やさんのサザエさん。なごむ。
f:id:majyonan:20220927092418j:image

いつかまた、行けたらいいな。

旅はやっぱりすてきです。

つまらぬ日記にお付き合いいただきありがとうございました。

皆様どうぞお元気で。

2022ちいさな夏の旅(前編)

ご無沙汰いたしております。皆様お元気ですか。

コロナ禍で3年ほど旅行をせずにおりましたが、家族の希望で夏の終わりに小さな旅をしてきました。一泊二日で箱根に行きました。

私自身の体調が今ひとつすぐれなかったことと感染するのではという不安、感染し苦しんでおられる方も多いのに時期尚早ではないかという思いのため、旅行の計画を持ちかけられたときには正直あまり乗り気ではありませんでした(留守番するとまで言った)。

体調がよくなると現金なもので少しずつ楽しみになり、思い切って出かけました。

これは自分のためのメモでいつものように散漫な日記です。お許しください。

当初車で行く予定でしたが出発日の数日前に車が故障し、公共交通機関で出かけました。

車窓からの写真も撮ったのですが撮るのが下手で人様が映り込んでしまったので割愛しています。なので、ホテルに到着以降の写真がメインとなります。

クラッシックな建築が好きな家族の希望で、あこがれの富士屋ホテルに宿泊しました。

 

ホテルへのアクセスは箱根登山鉄道の駅から徒歩または箱根湯本駅からバスに乗りバス停から徒歩の方法があります。今回は荷物が多かったのでバスを利用しました。

バス停からホテルまではすぐなので便利です。しかし、私は車やバスに酔う方なのでくねくね道に参ってしまいました。酔い止めは飲んでいったのですが、ひさびさに山道ドライブを味わったこともあり、小学校のバス旅行の記憶まで引っ張り出してきて、自分専用の酔わない方法(外をあまり見ない。小声で調子のよい歌を歌って気を紛らわす)で耐えました。

 

道幅は普通にあり、バスの運転手さんは運転上手で、険しい道では全然ないのですが、独特のくだりながら上るようなくねくね感がつらかったです。ちなみに歌った歌は爆風スランプの「Runner」と題名知らずなのですが多分おかあさんといっしょで昔紹介されていた、ぶたが道をゆくよ〜ぶんたった♪ぶんたった♪でした。シュールで軽快で好きな曲です。

カーブを曲がるたびに友達とキャーキャー言いながら耐えていた小学生の頃を思い出していました。隣に座っているのは家族なのに友達であるような幻さえ浮かびました。ええ、ほぼ白目をむいていたのだと思います。到着したときは心底ほっとしました。

木々の間から見えるホテルの入り口

f:id:majyonan:20220918090140j:image
新館ダイニングでの夕食。美味しくて優雅なひとときでした。

主菜の牛肉きのこソテーサワークリーム和え。柔らかく適度なコク、ステーキよりもさっぱりしておいしかったです。キールがもう空になってる。
f:id:majyonan:20220918090145j:image

アップルパイ・アラモード。懐かしい食べ方です。しみじみとおいしかった。

前菜盛り合わせ、家族が注文したほかのお料理もシェアしていただきましたが、どれもベーシックでくどさのないしみこむようなおいしさでした。私は頼まなかったのですが、コンソメスープが力強いと家族は言ってました。

f:id:majyonan:20220918090324j:image

箱根って、箱根山なのです。そして箱根山は活火山。当たり前のことですが。山の天気の変わりやすさ、空や雲が近く感じること、空気の湿度と清々しさ、温泉地独特の匂い、を存分に味わいました。交通機関の発達で東京から近いけれど、ああ旅行に来ているなあという気持ちにさせてくれます。

山の景色が美しいのと空が近いのとで、見上げたり見下ろしたりすることの多い旅でした。日頃小さな空間でうつむいたり前を見たりして過ごしがちなので気持ちがせいせいしました。

また、富士屋ホテルの建物は新館もあるので大きく、長く続く廊下がすこし迷路のようで、不思議な楽しさがありました。

f:id:majyonan:20220918090158j:image翌朝は本館で朝食。唸る美しさとすごさでした。ちなみに新館のダイニングも本館の誂えに習っていて素人目には少し新しく見えるだけで細部は違えどほぼ同じように美しくシックに映りました。
f:id:majyonan:20220918090222j:image

朝食は選べます。フレンチトーストやパンケーキを盛り合わせた甘い物好きな方用のコース、ベーシックな組み立てで卵料理を選べるコース、サラダがメインのコースです。

わたしはサラダのコースにしました。これが大正解で、これ以上のサラダはないと思いました。お野菜の味、盛り付け、完璧でした。わたしの理想のサラダです。オリジナルのドレッシングも美味しいもので買って帰りました。パンは併設されているベーカリーから届き、これまたお土産に最適です。パン好きなのでたまりませんでした。

ちなみにホテルのお料理本がお土産売り場にあります。家族が買い求めましたが、写真も文章も楽しめて宝物の一冊となりました。
f:id:majyonan:20220918090231j:image

食後ホテル内とお庭を散策しました。写真は撮りませんでしたがプールや歴史資料館もあります。もう一泊くらいしたかったなあ。もしくは再訪したいです。

建物外観と内装、磨き抜かれた館内は全体的にすごい!素晴らしい!の一言なのですが、どこかゆったりのんびりしています。私的にはくすっと笑ってしまう銅像とかもあり和みました。

サービスとホスピタリティもすばらしく言うこと無しなのですが、肩肘張る必要はなく、なんとはなしにのどかで人間らしいのです。

お庭も素晴らしかったです。綺麗な鯉たちには有料でえさをあげることもできます。

えさ、一瞬で食べ尽くされますが、えさやりは楽しいです。

またすぐにでも、もっと年を取ってからでも、再訪したいホテルです。

活火山の影響とコロナで経営は大変ではないかと思います。応援したいです。

ホテルのことだけでいっぱい書いてしまいました。後編に続きます。

f:id:majyonan:20220918090211j:image
f:id:majyonan:20220918090307j:image
f:id:majyonan:20220918090208j:image
f:id:majyonan:20220918090148j:image

f:id:majyonan:20220918090205j:image
f:id:majyonan:20220918090303j:image
f:id:majyonan:20220918090300j:image